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メンズショップGINCHO(銀蝶)

創業者 (樫村 安雄)

創業者 (樫村 安雄)

TRADITIONAL BIBLE(s58,3,1発行)
著書 伊藤紫朗 より
弊社インタビュー記事抜粋

トラディショナルこそ、本来は熟年層のもの

トラディショナル、すなわちヤングのファッションとレッテルが貼られたのは、やはり、当時たまたまVANがそのターゲットに向けてアメリカントラディショナルを打ち出したからであって、本来は当然アダルトの為のワードローブであったわけです。“私とVAN”というよりは石津謙介氏との出会いは早いほうでした。まだ、東京に進出する前ですから、大阪中心に全国でVANを扱っている店が6店となかった頃ですよ。

当時、アクセサリーと婦人洋品を主体に扱っていた銀蝶が180度違うメンズウェアを扱いだしました。石津氏に共感したわけです。私は昔からトラディショナルのターゲットは40才、50才でもOK、むしろ、そうあるべき分野と思っていましたよ。今こそ、そうした熟年層へのアピールを計る時ではないでしょうか。

固定客中心にニーズを合わせて3店舗※1

今、高松に固定客中心に3店舗あります。トラディショナルに関心を持ち始めた方のための“GINCHO”、ここではジャスト20才に焦点をあわせているマクベスを主体に扱っています。

そして、ここで洗礼を受けた方への※2“BROS”、さらにグレードを高めたビジネスウェアとしてのブランドCHIPP・・・・・いわゆるトラッドをこよなく愛するアダルトショップ※3“フルハウス”と固定客の中でのターゲットを分けています。

もちろんこちらのほうから押し付けているわけではないのですが、長い年月の間にそうしたセグメントがちゃんと出来てきたわけで、今ではむしろお客さまの方で、自然に各店を利用して下さっているといえますね。 今は、“フルハウス”の顧客が増えつつあるので、その意味でも序々にグレードを上げて・・・・・と考えている際中です。40才、50才へのアプローチはもちろん、それからです。

トラッドの店であるということを言わないように

店で常に心がけていることと言えば、販売員に「トラディショナルの店であるということをお客様に押しつけないように」と繰り返し強調していることです。 私の店では“トラッド”のみを意識して商品を集めているのではありません。

服本来の機能性、着こなしを追及していくと、結果、自然にトラディショナルが多くなる、ということであって、御来店していただいているうちに、それがお判りいただけ、トラディショナル・エアーが好きになる、というのが本当だと考えているからです。ですから基本的には“お客様の好きなもの、気になるものをまず置くこと、消費者の立場に立つこと”に心がけています。そして、その商品を自分たちが好きになることが大切だと思うのです。

トラディショナルこそ、ヤングだけのものではありませんよ。それに共感して下さるお客様も大分多くなってきていますね。

※1 現在はその全てを一店舗に集約。
※2 “BROS” (銀蝶)ブラザーズと読みます。今は閉店しております。
※3 2004年11月、都市開発による、移転のため現在は“GINCHO”と同一店舗にて営業中。

※ここからは記事内容外です。
弊社創業者 樫村安雄 と石津氏の出会ったきっかけは石津氏、突然のご来店だそうです。
この写真はS20年代後半からS30年代前半のものです。

高度経済成長も上り調子になり、物も増え始めた頃、あの『ボタンダウン』や『尾錠のパンツ』、
『3つB段返り』も売り出しましたが、当時は『不良品』を売ると言われたそうです。
段返りは失敗作、ボタンダウンは失敗をボタンでごまかしている。など当時はなかなか理解されませんでした。

余談ですが、屋号に『百足屋』とあるように、弊社は靴屋が前進です。創業者は靴職人でもあり、靴に合うアクセサリーを売り始めたのが、『おしゃれの店 銀蝶』です。当時はトラッドの基本抜きに、センスのみで商品を揃えていました。

靴屋は今は『有限会社 百足屋 LORO(ロロ)靴店』として、今もあります。
当店の目の前にありますので、お近くにお寄りの際はぜひ、見てみてください。

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